混迷亭日乗 Editor's Diary

9月28日

25日。陽射しは秋だけれど、蒸し暑さは梅雨のよう。シャツにべっとり汗が密着する。

関学は後期授業が始まった。T先生の「地域再生」、一回目なので同席する。この講義もオムニバス形式で、都市開発プランナー、ゼネコンプロデューサーなどが、数回ずつ担当するもので、やはり、これも録音しながらの傍聴ということになる。
アメリカの金融危機がどのようにかたちで世界へ波及してくるのか、まだ分からない不安のなかで、現代の経済を貫く「欲望へのアクセル」論理を捨てることなく、破局からすくう方法なんて、あるのだろうか?

美しいキャンパスを闊歩する関学の女の子たちの格好をみて、なるほど、今シーズンはこういう着方が流行なんだとわkる。来週から始まる女学院でも、たぶん同じ傾向かと。ただ、院生はやはり違いますが、ね。

土曜日。午後から大阪へ。心斎橋にて、ザ・メロディのMくんと会って、おろしそばを食い、その後「テキパキ」でヘアカット。
どうしても亡きXワイフのMの話になってしまうが、先日のY家菩提寺への墓参のことを話すと、Jも、前回から今日までの話をしてくれた。
なんでもMは、ほんとうに子どもたちに、実の父親の話をしていなかったそうで、亡くなる間際まで、彼等は「結婚式の写真で見ていた私」を父親だと思っていた、というのである。
そして、Mは、だんなの行方不明のままでも、子どもたちと一緒に暮らしていたことをほんとうに「楽しかった」と言って逝ったのだ、と。
なんだか、信じられない話ではあるのだが、すでに、息子さんにはお子さんも生まれたということだし、彼女は孫には会えなかったのだが、今頃、あの世でどのように思って暮らしているのだろう。
思い出すのは20代前半の笑顔が多い、というのは、私のなかでも浄化が起こっているというのだろうか。

その後、JTU近畿ブロック協議会に出席。会議の内容は別にして、JTUの今後の行方が気になる時代に入ってきた、ということだ。
ロンドンオリンピックに向けて、ほんとうに強固な組織体制になっていくのだろうか。
来月の日本選手権のおりに、主だったメンバーと話してはみるけれど、09年の横浜国際大会の運営いかんで、なにかが変わるのかもしれない。

昨日から急に秋になった。ついに、就寝中、タオルケット一枚すっぽり着るようになった。私があまりに縮こまっているので、女房殿がかけてくれたらしい。

原稿整理とやらでくたびれた体を、夕方、ジョグに引っ張り出して、神戸空港まで走ってみたら、84分。やはり、1時間以上走ると、大腿二頭筋に張りを感じる。これで、30日締め切りの福知山マラソンに申し込むふんぎりがついたようだ。
最後にフルマラソンをレースとして走ったのは、いったいいつのことだったろうか? はるか彼方、20世紀の出来事だったような気がする。


9月23日

昨日、カトウ眼科にて受診。眼圧13、初めての低数値。確かに、どろっとした薬で常温だと白濁するので、気持ちいいものではないのだけれど、先生は、+−考えれば、断然+ですから、点眼続けていきましょう、とのこと。トラバタン、が効いた!(虎バタン、阪神ファンにはおすすめできませんね)

午前中、原稿書きの下準備。
彼岸の中日。西神墓苑へ墓参り。お盆とかわらないほどの暑さ。帰りにいつものように、性海寺に立ち寄る。友人の住職夫妻は不在だったが、おばあさまと次女の娘さんとお昼を馳走になりながら歓談。今月下旬から本堂の建て替え工事に入り、約3年の工期で完成とか。文化財だけに、瓦や柱などを使いながら、時間をかけて工事するらしい。
5人の子どもたちは、いずれも神戸のはずれの田舎びたお寺環境を好んでいる。弘法大師の教えを伝えることを生業としたいという希望を聞いていると、伽藍の数百年、歳月の後の変化が子々孫々まで伝えられていくのだと思うと感慨深い。

夜、「久石譲の武道館」というライブ編集ものをBSで見る。『風の谷のナウシカ」から最新作の『崖の上のポニョ」まで、うちの子どもたちは、宮崎駿作品とともに育ってきたのだなあ、と今さらながら感じる。83年生まれの娘は、大オーケストラともども、そらんじている歌を鼻歌まじりに唱和しながら、「平原綾香はわざとらしいわ」、なんてうそぶいていた。


9月21日

17日。三宮にてJTU近畿ブロック女子委員会幹部との私的なお食事会。滅多にないことなのだが、諸事の聞き役に回ることで、少しは役に立っているのかな、と思う。

19日。地域ブランド研究会という、研究者を中心にした集まりが神戸で開かれるので参加した。講師は追手門学院大学の辻幸恵教授。マーケティングが専門で、京都ブランドの強みについての考察。学生たちのフィールドワークをデータに、和風小物について一席。伝統をふまえたうえでの革新、前衛という

20日。お彼岸が始まり、母のいない妹宅で法要。今回は、たった4人での供養となったが、若いお坊さんと一緒に、仏壇の前で真言を唱和する。
夕方からは、親愛なる画家・井上よう子さんの個展がギャラリー島田で始まったので(トップページ参照してください)、オープニングに参加させていただいた。同じ階の上では、彫刻家・重松あゆみさんの個展も始まったので、合同でのパーティ。井上さんお手製と北欧のの美味なるオードブルに舌鼓をうちながら、ちょっとワインを飲み過ぎたかの感じがあった。
重松さんは京都芸大の助教授なのだが、高校の後輩であることもわかり、なおかつ吹奏楽でフルートだったというのだから、息子の先輩になるので、さらには、同席されていた母上が松山出身で、昨年の仕事を思い出したりしてで、すっかり打ち解けてしまい、その後、ピアジュリアンにお連れして、チェロの二重奏を肴に、おしゃべり三昧。
そのせいか、たぶん、酔っぱらってしまったので、失礼なことを言ってしまったのかもしれない
というのは、帰宅後、バイトとはいえお盆に続いて彼岸も欠席した娘に対する私の言動が荒っぽかったらしく、翌日、女房殿に娘に対する意見がきつかった、と言われてしまったのである。

したがって、今日はちと頭が重く、朝からの常任理事会に自転車で出かけるつもりが、あえなくクルマに変更。帰ってきたからも、なんとなく頭がだるくて、しばしごろごろと寝てしまう始末。

北原亜以子の随筆集『お茶をのみながら』のなかで、驚いたこと、二つ。
群馬県新治村(現在はみなかみ町、という名になってしまったそうな)の泰寧寺の襖絵を描いているのが中国人画家の傅益瑤(フウイーヤオ)であることを知って、行ってみたいな、と思ったこと。なぜなら、彼女の原作のNHKドラマ『深川澪通り木戸番小屋』のタイトル絵(冒頭と巻末)を描いた女性だったからである。墨絵のような町中風景に赤が印象的にあしらってあったことを覚えている。
もう一つは、徳川14代将軍家茂は京上洛後、早死にするが、その道中の家茂の様子を伝える資料から、彼は糖尿病による死ではないか、と推論していることであった。90年の随筆だからして、定説になっているのかどうかしらないが、折からの『天樟院篤姫』においても、いよいよ上洛という場面になっているので、さて、ドラマではどのように描かれていることだろうか?


9月14日

今週の早朝はようやく、ひんやりとした空気が流れはじめて秋の気配。しかし、7時頃にははや熱気が鋪装から立ち上り、汗だくになる。

オリンピックを終え、4月で実業団が廃部になったため、オリンピアンのOコーチが、鳥取県へ帰郷の挨拶。後進の指導にあたるのだが、生活の安定にはほど遠いはず。期待と不安のなか、3度目の転進となる。
Y監督の処遇については、会長のS参院議員が受け皿探しにあたってくれているのだが、いまだ決定にはいたらず。焦りは禁物とは言うものの、政局混迷故に、先行き見通しはかなわないという段階。

土曜日。午前中、陽射しは、いまだ夏模様で、今のうちにと6マイルのラン。
午後、明石にて坪谷さんの料理撮影。今回は蛸尽くし。たこのバリエーションでありながらも、飽きることがない。蛸の子という珍味をいただく。今回からADとしてMくんも参加。スタッフもそろったので、誌面のフォーマットが固まるようになれば、あらためて版元へのアプローチをはじめたい。

問い合わせていた神戸女学院大学での講義は、12月最後の週と1月の2回の計三回と判明した。

今日は、なにも予定のない日。だらりとして昼寝。起きたら2時半すぎ。遅めの昼食は食べ初めならぬ食べ終わりのそうめんをつるつる。たまっていた日経新聞の切り抜きを時間かける。タイムラグがあるので、。
トンカ古書店で、なんと100円で求めた中野孝次『ハラスのいた日々』を読了。12年間の愛犬との暮らしを綴ったもので、同感すること多し。

9月7日

お盆の日からとんでしまって、はや秋口。

オリンピック、トライアスロン女子5位入賞、局所的集中豪雨、亡き母からの贈りもの、雷往来、最後の第10回倉敷児島大会、買い換え車(コンパクトカー)到着、淡路デュアスロン大会決定、福田首相辞任、坪谷料理写真撮影、大相撲大麻疑惑、古米偽装、この夏ダニはびこる、湊川神社アートビアガーデン、大槻能楽堂にて狂言鑑賞、Xワイフへの墓参、現代アートの堀尾貞治個展、我が身ならぬ友人の苦境への支援活動、不動産・ゼネコンの倒産、地力2の発展的形態の模索、スタグフレーション状況、恐慌前夜の雰囲気ヒタヒタなどなど。

それぞれに感ずるところありて、なのだが、書いている精神的余裕がない。

そして、パラリンピックが始まっている。

一服の精神安定剤、杉本章子『信太郎人情始末帖 銀河祭りの二人』が6巻にて完結。ぜひ、映画にしていただきたい。


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