混迷亭日乗 Editor's Diary

12月31日

27日。はやしやま、まで走ってみた。長田神社参道からの3kmのうち、2kmがきつい登り。それでも11kmぐらいなので、70分内で到着する。いい練習になった。
帰りは坂道を転げ落ちて地下鉄長田駅から三宮経由で。夜10時頃の地下鉄はなにやらうらびれて寂しい。
28日、HTAの会報、原稿づくり。簡単に掃除してかたづけ。来年の仕事になるかもしれぬ健康食品についての資料集めでジュンク堂へ。
29日。六甲アイランドにて、一日餅搗き。150kgをほぼ3人で搗きたおした。午後6時過ぎに引き上げて、高校陸上部(19回、20回生)の忘年会へ。いつものメンバーを中心にいつもの場所でいつもの料理。すばらしきかな、このマンネリ。
それにしても三宮の繁華街はすごい人出。ちょっと不思議な感じ、この日だけなのか、どこが不景気なんだろうか?
30日。この冬、もっとも寒い日。残った事務所の片づけをしてから、大阪本町でのチームテイケイの田山選手のワールドカップ祝勝会&納会へ。ふぐコース料理に舌鼓。2008年、北京オリンピックへの希望、ふくらむ。

今日、息子帰省。午後3時頃まで、窓ふき、ベランダを中心に掃除。それから、家族4人ではやしやまへ。私はランニングで、走りおさめ。
妹が泊まりこみして、母とともに新年を迎える。当初診断による、越年は無理かもという予測を越えてくれた。食事がすすむ間は大丈夫なので、それが救い。

娘は友人と年越しするそうなので、我々3人は久しぶりにへたくそなマージャンで年を越す。


12月25日

新たな仕事が発生するかもしれない。期待感とともに不安感も。

夜、はやしやま。母と妹が食事をはさんでにらめっこ。食べない、というのだ。妹に対する甘えと主張が同居、ときおり妹がいらつくのもわかる。食事を食べさせた後、妹を早めに帰す。寝かけた頃、9時過ぎまでいて、退室。
施設の図書室にあった桐野夏生の『グロテスク』を少し読んでみる。性格悪い家族の話が始まり気味が悪い。現代の人間の暗部をえぐりだすのが、昨今の作家の特徴なのだろうか。露悪趣味が受ける?


12月24日

昨日、全国高校駅伝。西脇工は1区のつまずきがすべて。日本人トップの八木の風邪というコンディション調整の失敗が影響、3区、4区で波に乗れず。
夕刻、女房殿と一緒にはやしやまへ。
娘の仲間のジャンベたたきの青年2人が宿泊。

今朝は朝食をつくった後、現在のパリの現実を背景にした人間模様16話をオムニバスで描いた『パリ・ジュテーム』、NHKで外資系投資ファンドが舞台のドラマ『ハゲタカ』、アメリカの女性新米教師とクラスの悪ガキどもの更正と成長を描いた実話に基づいた『フリーダムライターズ』、一日リビングで映画三昧。

とてもクリスマスイブとはいえない日。


12月22日

借りていた『犬身』(松浦理英子)、読了。いぬのきもち、人間のふしぎさ、種同一性障害への実験的試み、神と悪魔が同居しているかのような第三者の存在あればこそ、物語が成立している。読みおとしかもしれないが、梓の母親はブログの作者だったのだろうか?
だとしたら、その精神の暗部こそ気色が悪い。ブンガクとは、こうも気持ちを萎えさせるものか? それでも500ページの大著、一気に読ませる筆力はさすが。

一方で北原亜以子の『月明かり』、女ごころの複雑さ、せつなさ、こころもとなさ、意地、いくじなさが丁寧に書き込まれる。登場人物の多様さもあって、関係者の構図を控えておかないと、「あれ?これは誰だっけ」ということになる。単純な善悪で人は動いていないので、人はやるせない思いを胸に抱いて生き、おこらなくてもいい事件がおこってしまう、その物語の筆さばきは練達の域だ。

夕刻、母のところへ。戻ってきてからは仲良しポピア組の夕食会。ささやかなクリスマスプレゼントは、志村ふくみ・宇佐見英治の『一茎有情』(ちくま文庫)にした。いただいたのは白綿のコースターセット。
100円ショップのビンゴが登場したのには驚いた。


12月20日

日曜日。午前中は町内会のもちつき大会。女房殿が管理組合の理事をしているので、今年はこの日を予定していた。
搗き手として、米2俵分(120kg)終わるまで、淡々と杵を振るい続ける。ここ数年、参加する人々も増えてきているようだけれど、それはきっと団塊の世代のリタイアと関係しているのだろう。それにしても、杵の使い方を知っている人は少ない。60歳過ぎても、もちをついた経験のない都会っこがいるのである。
もちつくりの女性陣たちも、三世代が入り交じって、楽しくやっているようだった。ま、29日の予行演習になってよかった。

午後からは、女子実業団駅伝を観て、赤羽(ホクレン)という出産直後から急速に記録を伸ばした選手に注目する。ワコールの福士に挑戦して区間賞を狙っていたのだが、わずかにおよばず2位。しかし、その実力の片鱗を十分に見せてくれた。

夕刻、女房殿と一緒にはやしやまクリニックへ。母はだいぶ落ちついてきているようだ。
帰宅後、ACミランとボカジュニアのクラブ決戦を観る。
世界の一流どころのスピードと切り替えと腰の強さをまざまざと見せつけられる。
明石家さんまが興ざめ。ちょっとサッカーを知っているからといって、しゃしゃり出てくるな! エンタメの履き違えと不愉快が極み。

18日。神戸からのメッセージのための写真撮影に、灘区石屋川から一王山にかけて歩く。45年前の風景と重ねあわせる。やはりスケールが小さくなっているようだ。それほど、中学生の目の高さは低かったのだろうか? 

女学院年内最終講義。異類との家族交流例からの考察。そこで、例として話題作『犬身』(松浦理英子 朝日新聞社)も取り上げられた。興味津々だったので、発表者のTさんが「お読みください」と言ってくれたので、遠慮なく貸していただく。
帰途、「家族論」を本にする講談社のA副部長と公認会計士のMさんと3人で一献。企業年金問題やら、新聞・出版界の抱えている話題であっという間に2時間。

19日。夜、西宮芸術文化センターで、女学院ミュージッククリエーション(作曲科の改組)専攻の講演事業に参加。担当教授陣による本邦初演の作品がずらり。中身の濃い2時間半であった。内田先生も倍音創成とバリトン歌手(?)として登場。独創性溢れる舞台となりました。

20日。大月眼科のI先生が22日よりインドに出かけられるので、年内は20日までなので、守口へ。糖尿病網膜症のチェック、これまたOKで、ヘモグロビンA1cの値を6%前半におさえるのがのぞましいと宣う。お正月過ぎると7%になりやすいので注意してね、とのこと。

夜、娘とともにはやしやまクリニック。母は火曜日以降、脈絡のある話ができるようになっている。小箪笥の上には、主治医の先生とツーショット、看護婦さん、ケアワーカーの人たちとXmasツリーを囲んでの写真が飾ってあった。一緒に過ごす、という実態が現れている。


12月15日

昨日、母は、朝食後、薬がきついのか、嘔吐。妹が行った4時頃には寝込んでおり、それは、夕食の時間帯までのびて、眠りからの覚醒がおぼつかなく、さすがに食事をとることはできなかった。妹に看護婦さんとのコミュニケーションを頼み、先に退室する。
夜になると、30分以内で帰ってこられる距離ではあるのだが、北区への幹線道路の一つのなので、朝夕は混むらしい。

朝の仕事を終えて、奈良の永田眼科へ。主治医であるT女医は、「術後の経過は非常に良好で、両眼とも薬なしで眼圧16。もう、ここには来なくていいですよ。大槻(医院)さんで、日常のチェックをしてもらってください」と。ばんざい!
大槻眼科のI先生に報告しなくては。
帰りは、阪奈道路を通ってみたら、生駒山を降りてからが細い道と信号で、やはり阪神高速に乗るまでに時間がかかる。

帰宅後、納豆&野菜パスタをささっとつくって、食してから、しばらくJリーグの天皇杯のゲームを見ていた。サンフレッチェ広島は、先日、公園を聴いた小野剛氏が監督をしていたチーム。今年、またJー2に降格とか。そういえば、小野氏は、前回降格したチームを立て直して優勝争いができるチームまでに仕立て上げた人なのであった。
見ていると、ジュビロ磐田に2-0で完勝。最後まで動きは鈍らなかった。
「なんで、このチームが降格するの?」という素朴な疑問。
チームという不思議な集団。人間臭い運命共同体のゲーム。


12月13日

母、転院。長田の山の方にあるHクリニックの「希望の家」。緩和ケアをめざし、24時間の看護をしていただける。女房殿と一緒に出かけ、姉と妹に合流。個室なので、一安心。
リンパ腫の腫れは日に日に大きくなり、いくら意識が明確ではないとはいえ、体の中に異物が増殖する気持ち悪さは、やはり堪え難いのではないか。
痛みを経皮によるモルヒネ貼付でやわらげる。
午後7時半に別れを告げると、今日は「帰らないで」とは言わなかった。


12月9日

金曜日、西宮のMくんのところへ、古書を持ち込む。食道ガンの腫瘍切除手術が今月中だそうだ。大過ないことを祈る。
夜、付添人のMさんと2度目の会い、介護のことでいろいろお話をうかがう。

8日、朝は置塩医院。ヘモグロビンA1cが6.3%
、血糖値128と、まあ安定。先月より少し下がる。
兵庫県体協の競技力向上研修会。日本サッカー協会技術委員長、小野剛氏のJr.強化についての講演。
オシム監督の後任が前日に岡田監督に決まったこともあって、選考の核にいた人ならではの肩の荷がおりたのかリラックスした話、それにしてもサッカー協会の一貫指導体制はよくできている。日本代表から、プロから、Jr.指導まで一本の筋が通っていることがすごい組織力だ。世界に早くから打って出た蓄積が物を言っている。

夜は、京都府トライアスロン協会20記念パーティで西京極へ。おもいほか、時間がかかり、30分ほど遅れて到着。
ここ数年で組織を持ち直してくれたことが何よりもうれしい。

土日であわせて、約20km、走る。伴走してくれた曲のおかげで気分良く走れた。
ブルッフのヴァイオリン協奏曲、フォーレのレクイエム、民謡、そして、懐かしの歌、「君の名は」の織井茂子というひとの声と歌に聞き惚れてしまう。
今日は女房殿、娘も一緒に病院へ。母の調子はいいようだ。付き添いのMさんにも慣れて、夜眠るようになったらしい。
ただ、話は「孫の結婚式で北大阪へ行かんならんねん、でもこわい」と脈絡はない。


12月5日

母が個室に移った。やはり、夜中に度々起きては同室の患者さんを眠らせなくなってしまったらしい。あと、10日もすれば、Hクリニックに移れそうなので、それまでは、夜の付添人を頼むことにしたそうだ。姉も疲れて倒れたのではいけないし、なんとか4人で負担をわけあって、乗り切ることに。
夕刻、その付き添いの女性にお会いする。妹と同年代で、苦労されている方のようで、一安心。しかし、夜の6時から朝の9時まで、仕事とはいえ、ほんとうにありがとうございます、ご苦労さまです。

片庭さんの絵の額装がととのったので、甲南画材へ。やはり、見栄えがいい。
一点はプレゼント、一点は大阪・心斎橋のメロディに飾ってもらうことにする。喜んでくれるとうれしいし、店で見かけて買ってくれる人がいればさらにうれしい。

昨日の大学院、中国からの留学生Kさんの発表。中国の現代家族における嫁姑の関係についての考察。
やばいよ、中国の家族関係は。みんな、主張ばっかりしてどうすんのさ? しかも、判断基準の大本が「経済力」ときた。進歩思想を標榜するのなら、少なくとも先行世代が強権的にふるまうのは、態度がよろしくありませんです、ハイ。
世代間で「経済力」を持つものが、それをかさにきて家庭の主導権をとるなんて、おかしいぜ! 
儒教の悪しき点ばかり強調して、いい点を顧みないのでは、片手落ちもいいところ。
男女同権を党是に入れていた毛沢東は、墓の下でびっくり仰天しているのでは?
5時半に退室しなければならないのが残念でありました。

12月3日

1日から2日。
朝から博多へ。家族といっても息子は2日のコンサートのため置き去りで、姉妹、甥夫婦たちと一緒に。700系の新車両はとても早い。わずか2時間と数十分で到着。
ホテルオークラに着いて、女房殿たちは着物の着付けのため美容室へ。ロビーのカフェテリアでクラブハウス&BLTサンドイッチ(ホールウィートとライ麦ブレッド、そろえているところは感心、ボリュームも満足)などつまんでいたら、周知の顔が向こうに見える。
古賀誠・自民党選挙対策委員長(党4役)だった。そういえば、地元だったんだ、と納得。同年代のおじさんとた二人でお茶を飲んで、なにやら話し込んでいた。
3時からの博多の甥っこの結婚式。勤務しているのがQ電グループのコンサルタント会社ゆえに、どうしても父親(義兄)の影響下にあるのだが、父の言葉で印象に残ったのは、「18歳までは知っていましたが、それ以降の20年間はどんな生活をしていたのやら、とんと知りません」には笑ってしまった。

食事については、フォアグラは嫌いだ! とだけ言っておきましょう。オークラの名誉のために、赤飯は美味しかった、です。
それよりも、終わった後、姉の自宅で、いただいた焼酎と酒肴が絶品。森伊蔵、はじめて飲ませていただきました。ほんにまろやかで、品のよい味わいで、ございました。12時過ぎまで、深く
酔っぱらいまして、オークラに戻ったとたん、眠りこけていたようであります。起こされたら、8時で、あらもう出かけなきゃ、という次第。娘が友人の結婚式なので、と午前中に神戸に着かなければならなかったのだ。
若干の二日酔いで、新幹線ではなにもせず、ひたすら寝る。

自宅に戻って、着替えて、1時過ぎにはハーバーランドの産業振興センターのホールへ。
息子がソロをする神戸セレーノ・クラリネットオーケストラののコンサート。ソロは、コンテンポラリー・ジャジィなクラリネット協奏曲(作曲家は英国人の現役)。これは良かったですよ。お世辞抜きで楽しめました。

そして、2日も、打ち上げで、11時過ぎまで、友人たちと、息子と東京から応援にやってきたクライネッティストが二人(女性)とまあ、にぎやかなこと。
またしても、すぐに寝付きました。

この2日間は、カロリー度、とても高かったのではないかしらん?


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